沖縄旅行のガイドブックを見ると
レンタカーで観光地を周ることを
すすめているものがほとんど!
確かに沖縄は車社会。
那覇のゆいレールを除くと東京や大阪の
ように電車がありません。
市街地にはバスは走ってます。
でも、郊外に行くと走ってる本数は
1日に2、3本。中には、バスが走って
ない地域や離島もあるんですね。
沖縄に住んでる人にとっては車がない
生活は考えられないことでしょう!
旅行者にしても車がないとバスが頼り。
発着時刻に縛られてしまいます。
観光スポットを移動する際の時間のロス
気になりますね。
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ここで【ミナオシ島クイズ】です!
不動産会社や住宅情報では「徒歩10分」
などと表示されています。
徒歩1分の基準は何メートルに設定
されているのでしょうか?
3択です!
1)60m
2)80m
3)100m
答えは、このページの最後を
ご覧くださいね
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ゆっくり歩かないと
気付けない風景もある!
僕は10年以上頻繁に沖縄に通ってます。
でも、1回もレンタカーを借りたこと
がありません。
実は自動車を運転しないのです。
長距離はバス。中距離と近距離は徒歩。
宿に置いてあれば自転車も使います。
ただ、宿で知り合った人たちと一緒に
車で移動することはありますね。
そんなときはドライブをたのしみます♪
車があれば、バスのように時刻を気にする
ことなくいつでも好きなところへ移動。
窓から次々に通り過ぎる見慣れない土地の
風景を眺めるのも気分がいいものですね。
しかし、車に乗っていると気付かない
歩いてみて初めて見えるものもあります!
僕は沖縄へ行って宿に着くと一息ついて
から周辺を散策してみます。
3kmくらいは平気で歩く・・・
というか、うろつくと言ったほうが
正しい表現になりますね。
歩くとどんな風景が見えてくるのか?
その例を少し挙げてみましょう!
・オレンジ色の保護色の植物の葉の間を
飛び回る蝶の群れ
・さとうきび畑の上空をゆっくりと移動
する雲の動き
・たまたま見つけた牛舎や牧場で、すぐ
直近から見える牛やヤギの顔
・満月の晩、産卵のために道路を
横断する蟹の群れ
・急なスコールの雨宿りで飛び込んだ
東屋で偶然出会った人との会話
・ガイドブックには載っていなかった
手作りカフェの小さな看板
・ビーチに出ると思って草に覆われた
小道を進んでいると急に現れた御嶽
・ビーチに打ち寄せられた海外からの
さまざまな漂着物
・ビーチで見つけた、まるで人の顔の
ような白化サンゴ
(これは持って帰って、親子をイメージ
したレリーフ絵画を制作。名刺の画像
で使用しました)
すぐに思いついたことを並べてみました。
まだまだたくさんありますが、
このくらいにしておきましょう。
点の旅と線の旅
車で移動する旅と、歩きメインの旅は、
「点」と「線」に置き換えてみることも
できます。
車は点から点への移動です!
中には漫然とドライブする人もいるかも
しれません。でも車に乗る目的は決めた
場所に行くためがほとんどですよね。
運転しながらでも正面の道や両脇の風景は
目に入って来ます。
しかし、運転に集中する必要があります
から窓から見える風景は通り過ぎるだけ。
じっくり観察したいと思ったらよそ見運転
になっちゃいます。
危険ですよね!
こんなことを言ったらカーマニアには
怒られるかもしれません。
でも、自動車は何か?と問われれば、
人やものを目的地まで早く運ぶための
道具の1つに過ぎないのです。
つまり車の旅は、出発点から到達点まで、
点から点への移動とも言えるんですね。
歩くことを中心とした旅は、車のように
車体に囲まれた状態ではなく覆われるもの
は何もありません。
荷物を背負っている自分の体だけですから
風景は360度、眼前に広がっています。
もっとも、人の目で見える範囲は限られて
います。一度に365度見渡すことなどは
できません。
でも、ちょっと気になったものを見つけた
とき、歩みを止めて振り返ったりしゃがみ
こんだりしてしばらく観察することは
できますよね。
目的地はあったとしても、着くまでの過程
で綺麗な風景に見入ったり、面白いものを
見つけたりと、移動途中ならでは、偶発的
な出会いや発見があります。
つまり、出発点から到達点まで途中体験を
交えた、いわば「線」移動とも言えます。
同じ距離を移動するとき、車と歩くことを
比較すると、かかる時間は当然車のほうが
短くて済みますよね。
しかし、目に入ってくる風景の種類や数は
ゆっくり歩いたほうが多くなるのではない
でしょうか?
人によって違いはあるでしょう。
でも、歩くことは車で移動するよりも、
濃い体験ができます。
喚起される感情や突然よみがえってくる
記憶など、心の変化に気がつきます。
まとめ
初めて沖縄旅行に行く!
そんなときほとんどの人は、よくメディア
に登場しているような有名な観光地を巡る
ことが第一の目的になります。
旅行期間は限られていますから、
レンタカーで効率よく周るのがベスト!
そして旅の終わる頃に、もしも、
また沖縄に来たい!
そんな感情が沸いてくるようであれば、
次回は歩く時間を増やしてみてください。
・レンタカーを借りずに、バスと徒歩を
組み合わせて移動してみる。
・目的地までの行きと帰りだけ車を使い、
あとはひたすら歩いてみよう!
など、移動手段の組み合わせを問う必要は
ありません。
沖縄の風景をゆっくりじっくり楽しむ!
その1点をテーマにして、心と体を解放
するための旅を計画してみませんか?
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*クイズの答え:正解は、2)80m