2023 4/14 直島
家プロジェクト6会場と、
ANDO MUSEUMを巡りました。
目次
「南寺」ジェームス・タレル
最初に訪れたのは、
「南寺」のジェームス・タレルの
インスタレーション
地中美術館と同様、人数制限があります。
8人づつに区切られて館内入場。
左手を壁づたいにして歩を進めました。
真っ暗でなんにも見えませんw
スタッフに指示されて入り口から向かって
左側の長椅子に座りました。
5分ほどで光が見えてくるとの説明を受け
暗闇に目を凝らしてじっと待ちます。
待つだけで何もしない5分間!
長く感じますね〜
やがて、うっすらと光のモヤの
ようなものが見え始めました。
「歩き回っていい」と言われましたが
館内はまだまだまっ暗闇の世界です。
恐る恐る歩き出すと、
徐々に目も慣れて来て、空間を
把握
出来るようになりました。
でも、どこまで行ったら壁に当たる
のか?
定かではない不安な状態。
壁に手を付いて確認作業をしている
うちに時間となって退館となりました。
「角屋」宮島達男
ランダムに動き回るデジタル数字
を
用いた作品を作る宮島達男。
古民家の床代わりに満たされた水。
その中で蛍のように煌めいて
ランダムなカウントを繰り返す
色鮮やかな美しい電気虫たち。
時間とはなにか?
を問い続けている作家でしょうか。
「碁会所」須田悦弘
出入り口を挟んで左右に
分かれている家屋。
向かって左側の家屋の座敷には
精密に彫られた花の木彫作品。
座敷いっぱいに散りばめられています。
しかし、右側の家屋には作品らしきもの
は見当たりません。
「あえて置いてないのかな?」
係員のおじさんと会話しながら
視線を体の下に移したら・・・
ありましたよ!
「石橋」千住博
永遠に途絶えない轟音が聞こえて
来そうな滝の絵。
迫力がありますね〜♪
庭と対峙するように置かれ、
直島の印象を描いたという
銀箔を用いた大きな墨絵。
正直、この作品については
惹かれるものがなかったので、
写真には収めませんでした。
「護王神社」杉本博司
ガラスで出来た神社の階段。
神社の脇の一段低い場所に降りると
狭いコンクリートの四角い穴。
中に入ると、そこには、まるで
地上の光を導くかのように
階段が光輝いていました。
「はいしゃ」大竹伸朗
一見無造作にさまざまな立体物を
貼り付けたように見えるオブジェ作品。
元歯科医院だった建物がまるまる
大竹作品の支持体になっています。
先日、東京国立近代美術館で
彼の個展を観ました。
その際、ハイビジョン映像で
苦悩しながら制作する大竹さん
の姿を観て、それがいまだに
脳に焼き付いています。
素材が違うもの同士を、どうやって
どの位置で組み合わせるか?
ギリギリまで時間をかけて
考え尽くされている作品
なんじゃ
ないかな。
ANDO MUSEUM
古民家の外装は保ちつつも
安藤流にコンクリートを用いて
リノベーション。
歴史を感じる空間と現代の硬質
な空間が同居しています。
安藤忠雄の建築マケットや写真等
を観られるミュージアムですね。
エントランス手前、
ガラスの円錐形の物体が気に
なって地下に降りてみると…
筒状の部屋が現れ、
天井を仰ぎ見ました。
周縁から漏れた微かな光が
円を描いていましたよ。
写真や図面のほか
「地中美術館」と「光の教会」の
模型展示も見応えがありました。
模型は実際の建築を写真で見るよりも
構造が理解しやすく、設計の意図
が
伝わりやすいですね〜♪