![黒島の牧場](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima08-e1561083064945.jpg)
黒島の牧場
沖縄の民宿やゲストハウスでは、
旅人同士の交流が盛んです。
そんなときによく話題に上る島が
あるんですね。
それは、「黒島」です!
黒島は、石垣島から船で30分程度で
行ける八重山諸島の1つ。
![海から見た黒島](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-23-10.34.45-e1561083461321.jpg)
海から見てもホント平らなんです!
「黒島は繰り返し必ず行く島」
「黒島だけは欠かせない」
沖縄が大好きで毎年必ず行く人たち。
そんな沖縄病にかかっている多くの
人たちが賞賛してる離島なんです。
![船の中から海を眺める青年](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima03-e1561083525236.jpg)
海を眺めながら考えてることはなんでしょう?
どうも話を聞いて気が付いたことは、
彼女、彼らの中で「黒島」は、たくさんある
沖縄の離島の中でも特別な存在みたい
のようなんですね。
黒島は、ボランちゅが最初に沖縄に
行った時に、竹富島とともに訪れた島。
1度行った切りだったんですね。
そのときの印象は、「何もない島」。
![船に積み込まれた自転車](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima01-e1561083611215.jpg)
自転車持参の人もいましたよ♪
![波しぶきを上げる船](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima02-e1561084008975.jpg)
黒島が見えて来ました!
その後は、宮古諸島や慶良間諸島、
本島北部に行くことが増えて、
再度の訪問はなかったんです。
今回、沖縄リピーターたちは
なぜ、黒島に惹かれるのか?
その理由を探りたいと思い、10年振り
に訪れてみることにしました。
ここで【ミナオシ島クイズ】です!
黒島は、人間より牛がたくさんいます。
人の何倍の牛がいるのでしょうか?3択です!
1)約5倍
2)約10倍
3)約20倍
目次
黒島の魅力とは?
黒島はレンタサイクルで周れる島!
![港の正面にあるカフェ&レンタサイクル店](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima04-e1561084208512.jpg)
港の正面にあるカフェ&レンタサイクル店
黒島には、レンタサイクル店が
2軒あります。
一つは、船を降りて待合所を抜けると
目の前に見える茶色い建物。
カフェを併設している店です。
もう一軒は、仲本海岸方面への道を
少し進むと左手に出てくる、
「まっちゃんおばーのレンタサイクル」。
![黒牛の像](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima05-e1561084438489.jpg)
黒牛の像
黒島は、通称
「ハートアイランド」
なんて呼ばれてるんですね。
そう言われると、島の形がそう見えない
こともありません。
そのせいか、この店の手作り看板には
これでもかと、たくさんのハートマークが
飛んでいたりするんです♪
![両脇に牧場が広がる道路](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima07-e1561084284929.jpg)
こんな景色が永遠と続いています!
「オバー」と呼ばれる、沖縄のお婆さん
たちは、とっても元気でユニーク!
この店の「まっちゃんおばー」も、
ちょっと目が合ったりすると
すぐに話しかけられたりしますよ。
おばーとの会話をたのしみたい方は、
自転車をここで借りるついでに、
いろいろ話をしてみてくださいね!
のんびり歩いてみるのもおすすめ!
![牧場の中の木立](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima10-e1561084648326.jpg)
木立を見るとなぜかホッとしますね
ボランちゅは、まっちゃんおばーとつい
目が合ってしまいました。
が、しかし、今回は歩いて周ると
最初から決めていました。
自転車は借りずに、ちょっと話をして、
店をあとにしました。
この日の気温は27度。
暑かったんですが、歩きましたよ♪
![牧場のゲート](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima09-e1561084723204.jpg)
牧場のゲート
まず目指すは、仲本海岸!
道の周りは、広大な牧草地。
牛を飼うための牧場なんです!
黒島は真っ平らな島。
高低差はほとんどないんですね。
来るとき一緒に船に乗っていた観光客
たちは、先にスイスイ自転車で進んで
行っちゃいました。
![牧場の大きな木](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima06-e1561084798404.jpg)
晴れてたらもっといい景色だったんですが…
歩いていると、ザクザクと足元の落ち葉を
踏む音が聞こえたり、歩道と牧場との境界
の杭の上にカラスのフンが見事に乗っている
のを発見したりするんです。
自転車に乗っていては気がつかない、
見ることがない世界を体験できるんですね♪
しかも自転車のレンタル料金も節約
できちゃうので、一石二鳥なんですね!
ただし、普段あまり歩いていない人に
とってはキツイかもしれませんね。
途中で歩くのがイヤになっちゃうかも?
くれぐれも、歩きに自信のある人だけに
しておいてくださいね。
プズマリ
![石灰岩の地層](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima15-e1561085175113.jpg)
石灰岩の地層
![コンクリートの階段](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima14-e1561085756229.jpg)
手すりの曲がり方が絵になってますね!
仲本海岸へ行く途中に、「プズマリ」と
書かれた看板を見つけました。
石灰岩がこんもり盛られた小さな山。
説明書きによると、琉球王府時代に
使われていた遠見台。
黒島で1番高い場所だったそうです。
![使われてない屋台カー](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima13-e1561085064286.jpg)
使われてない屋台カー
高いといっても見た感じ5メートル程度。
海抜4メートル程度の平らな島ですから、
そんなに違わないですよね。
その先は海岸になっています。
石灰岩が固まった岩になっていて、
座って海を眺めるのには絶好のスポット!
![崖の上から海を見つめている女性](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima11-e1561084868141.jpg)
海を見つめて何思う?
僕が行ったときには、背の高いスラッと
した女性がずっと海を見つめていましたよ。
ミナオシ島としては、ピッタリの場所ですね♪
仲本海岸
![仲本海岸](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima12-e1561084984771.jpg)
仲本海岸
干潮時には、絶好のシュノーケリング
ポイントになる仲本海岸。
昼間は、濃いめの青と水色の綺麗な
グラデーションの海が広がっていました。
ここには立派な東屋があります。
ボランちゅはちょうどお昼の時刻に到着。
ここで石垣港の売店で買ったおにぎりを
食べながら、海を眺めることにしました!
![茂みから見える明るい空](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima16-e1561085668817.jpg)
鬱蒼とした茂みから
反対側の席には、夫婦か恋人か
わかりませんが、とにかくカップルが
いました。
お互い別々にスマホを眺めたりして
いたんですね。
せっかく沖縄に来たんだから、ゆっくり
海でも眺めればいいのに!
そんな余計なことを考えながら
ちょっと話しかけてみました。
2人は大阪から来ていました。
黒島には毎年、1週間程度滞在。
何年もずっと同じ宿に泊まっている
そうなんですよ。
今回はもう毎年やっていることは
すべてやってしまったので、
のんびりしているとのことでした。
スマホを眺めていたのは、
宿にネット環境がなくて、wi-fiが
飛んでいるここまで電波を拾いに
来ていたんだそうです。
正真正銘、黒島ファンのカップルに遭遇!
ほかの島は眼中になく、
黒島一筋だそうです。
とにかくのんびりできるのが、この島を
気に入ってる理由とのことでした。
ボランちゅの【まとめ】!
![ハマユリ](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima20-e1561085419133.jpg)
ハマユリ
10年前に来たときは、単になんにもない
島だなぁ。。としか思わなかったんです。
それが、今回改めて訪れてみたら、黒島
のよさがわかったような気がしました!
「あの、なんにもなさ!」
実はそれがとても魅力的なことなん
だってことに気が付いたんですね。
観光地は人気が出ると、どこも似た
ような風景に変わってしまいます。
![廃墟](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima17-e1561085507162.jpg)
作業場の廃墟でしょうか?
都会風のレストランやカフェ、商品が
溢れた土産物屋、大勢の観光客・・・。
そして、せっかくの素敵な景色を遮る
ように、駐車場にはたくさんの車の列。
これら観光地で見る当たり前の風景が、
黒島には見当たらないんです!
あるのは、牧草地と住民よりはるかに
数の多い牛。それと、民家といくつかの
民宿が集まっている集落だけ。
![無人店舗の看板](https://okinawa-trip.jp/wp-content/uploads/2018/04/2018-04-22-kuroshima18-e1561085332505.jpg)
ほぼ無人店舗「きくのや」
都会の喧騒や人間関係に疲れた人たち
がやってきてのんびり、「ボケッ」とできる島。
観光化が進んでいる沖縄の離島が多い中、
10年経っても変わらず時の流れがゆっくりと
感じられる島。
黒島はそんなところなんです。
*クイズの答え:2)約10倍
人口 220人(2016年7月末統計)
肉用牛頭数 2,489頭(2014年12月末統計)