石垣島のレトロな民宿『楽天屋』に
泊まってみました!
石垣島は八重山諸島のハブ島です。
ヘビのハブもいますが、ここでいう
「ハブ島」とは、航空機でいうところの
「ハブ空港」の島バージョン。
船で移動するための起点になっている
島という意味なんですね。
与那国島を除く各離島へのフェリーや
高速船が発着するための港、
「石垣離島ターミナル」があります。
そのため美崎町を中心に、それを取り囲
むように、浜崎、石垣、大川の4つの街は、
八重山諸島の中で最も栄えている繁華街
をかたち作っているんですね。
石垣島に泊まって、離島を日帰りで巡る
観光客は少なくありません。
そのため、この港近くの街には、ホテル
や民宿、ゲストハウスがめっちゃ集中!
外国人観光客増加中の今、ホテルの
建設ラッシュは続いています。
今回紹介する民宿『楽天屋』は、そんな
モダンでスタイリッシュなホテルとは対極。
昭和を感じさせるレトロな建物。
どこにあるのかというと、
石垣市役所前の通りに出て、雑貨屋
「琉球まぶやー」の角の路地に入ります。
公設市場に面したユーグレナモールを
超えて、県道79号線を渡ります。
そうすると駐車場が見えますから、
1つ先のブロックに行ってください。
入り口付近に花が咲き誇っている古い
アパート風の建物が見えるはずです。
そこが、民宿『楽天屋』です!
ここで【ミナオシ島クイズ】です!
A)3,500円でクーラー無料の宿
B)3,000円でコインクーラーの宿AとBの部屋はクーラー以外の条件は
変わらないとします。どちらがお得になるでしょうか?
3択です!
1)A
2)B
3)どちらとも言えない
目次
石垣島の楽天屋はどんな宿なのか?
以前から気になっていた、楽天屋!
今回ようやく来ることができました。
別館へ行ってからチェックイン!
玄関の前に立つと右か左か、どちらから
入ったらいいのかわからない古い引き戸。
中に入ると、下駄箱の上にインターフォン
が置いてありました。
何回か押しましたが応答がありません。
「おかしいなぁ」と、張り紙の文字を読むと、
「応答がない場合は、隣の別館まで
お越しください」と書かれています。
これまた古い家屋、大正末期にできたと
いう別館の玄関でベルを押しました。
ようやく応答がありました。
上がって待っていてくれとのことです。
そこは、古い家具や昔の雑貨などが
雑然と置かれている居間。
手前の廊下の部分と合わせると、
12畳ぐらいはあるでしょうか。
ガラス越しに眺められる庭が、移動で
疲れた体をゆったり癒してくれます。
しばらくして宿主があらわれました。
髭面の中年男性。
白保の定宿、「フレンドハウス」のヒロ
さんが友達だと言っていた、ギタリスト
でもあるレンさんです。
玄関の棚の上には、昔あったビクターの
ステレオの宣伝用犬のマスコットが
大きいのから小さいのまで、順番に
5個ほど並べられていました。
それを話題にして、レンさんと一言二言
言葉を交わすと、本館へ戻って2階の部屋
を案内してもらい、チェックイン終了です。
館内には懐かしいものがいっぱい!
本館は昭和初期の木造建築。
廊下や玄関には、懐かしいおもちゃや
アンティーク家具など、古いけど趣のある
ものがところ狭しと置かれてますよ♪
一見雑然としています。
しかし、一つ一つのものからは、時間の
経過によってしか得られない!
新しいものにはない、年季の入ったもの
からしか滲み出てこないようななにか。
そんな風格のようなものが発せられて
いるような気がしちゃたんですね。
まるで、古い建物を舞台に、さまざまな
オブジェを使ったアート・インスタレーション
でもやっているようにも見えましたね♪
楽天屋の個室
部屋も個性的!
個室のドアは木製。雰囲気ありますよね♪
鍵は、オールドタイプ。
鍵穴も上が丸くて下が角ばってる
昔の漫画に登場するような典型的な
形なんです。
楽天屋の部屋はすべて個室。
HPを見るとわかりますが、画一ではなく
すべて異なったデザインが施されています。
ボランちゅが泊まった部屋は壁が
ペールグリーンで塗られていましたね。
実は予約するときに、壁の下側に茶色の
板が張られているシックな部屋がいいな!
と思いお願いしたのです。
でも、希望は叶いませんでした。
次回、再チャレンジします!
部屋の中のドアの横には丸い鏡が
かかっています。
これ、直線の多い部屋の中で
ふっと目が止まるアクセントとして
効果を発揮しているんですね♪
天井から下がっているモビールも気持ち
を和ませてくれたようですよ。
エアコンからコードが伸びていて、その先
にはコイン式タイマーが付いていました。
沖縄の安宿によくある百円玉を入れると
スイッチが入る仕組みの装置です。
しかし、よく見ると蓋が開いていて、底
の部分には百円玉が落ちているんですね。
長年沖縄の宿を泊まり歩いていると
勘のようなものが働くんです。
「これは壊れているのではなく、無料で
使えるように、あえてこうなっている!」
そう、直感的に判断!
この部屋にいる間、まったくお金を使う
ことなく涼しく過ごすことができました♪
扇風機が換気扇代わりの浴室
1Fの玄関の奥にある浴室には
換気扇がありません。
そのためか、使っていないときは、
ドアが開いていて、ストッパーのように
扇風機置かれて羽根が回っています。
さすがに、シャワーを浴びるときには
ドアを閉めますが、出たら再びドアを
開けて扇風機のスイッチをオン!
元通りに、風呂場に向けて置いて
おくことにしました。
チェックインのときにはそんな説明は
ありません。泊まるときは機転を効かせて
対応するようにしてみてくださいね。
宿泊者同士の交流はあるか?
このブログでボランちゅは、一人旅は
交流のある宿に泊まったほうがいい!
ことあるごとにそう書いています。
楽天屋は1人をたのしむには恰好の
宿なのは間違いありません。
でも、交流は期待しないでくださいね。
廊下には古い椅子やソファがあります。
別館には、宿泊者が共有できる
ゆったりした居間があります。
ただ、自然に人が集まって来るのか?
と、問われると、ちょっと疑問符が
浮かんじゃうんですね。
ボランちゅは、5泊していた間、
時々居間に行ってみました。
しかし、けっきょく人が集まってる
様子は見られませんでしたね。
ドミトリー形式の宿の場合は、ベッドでの
飲食は禁止されているところが多く、
リビングやゆんたくスペースなど
共有スペースに人が自然に集まって
くることになります。
交流も生まれやすんですね♪
でも個室だけの宿ですと、外出以外は
部屋にこもってしまう人が多いんです。
ボランちゅの【まとめ】!
いかがだったでしょうか?
石垣島にはたくさんのホテルや民宿、
ゲストハウスがあります。
しかし、まるで昭和から時間が止まって
しまったかのように感じる、レトロな風情
がある宿は楽天屋以外は見当たりません。
沖縄一人旅で泊まりたいのはどんな宿か?
それは人それぞれです。
雰囲気や求めるものは異なりますよね。
最近沖縄は、二段ベッドを置いただけの
従来のゲストハウスから、ベッドだけの
個室のような状態になる、設備も充実した
「キャビン形式」のホステルが増えています。
しかもモダンでオシャレ!
値段も従来のゲストハウスに比べて
それほど高くはありません。
そんな真新しいホステルに泊まってみて、
「快適なんだけど、なんか味気ないなぁ」
もしそんなことを感じたら、楽天屋に
泊まってみることをおすすめしますよ♪
*クイズの答え:3)どちらとも言えない
コインクーラーは、100円で、1時間、
または、2時間のところが多く、夏場、
暑くクーラーを使いっぱなしの場合、
すぐに500円を超えちゃいます!でも、かける必要がない室温か、暑くても
我慢する場合はお金はかかりませんね